青森八戸の新鮮な食材を届ける
急速冷凍業のD2Cブランディング

コロナ下での飲食店向け卸販売の減少を受けて、toC向けの新規販路開拓を始めたフードアドバンス様の、ブランド開発および基盤の構築を行いました。
新事業では、急速冷凍技術を活かし、新鮮な青森の食材を販売するサービスであり、この事業の強みを知るためまずは、実商品の体験や現地調査・市場/競合調査などを徹底的に行いました。そのうえで、販売やプロモーションを含めたブランド戦略の構築、ブランドの価値を言語化したコンセプトを策定し、それに紐づく各種の成果物へ展開しました。

Client
フードアドバンス株式会社
業種/事業内容
急速冷凍業(水産品、野菜、果物等の企画製造販売)
期間
12ヵ月
ロゴ画像

製造ラインや事業を取り巻く環境の把握、八戸(青森)という土地の風土を肌で感じるため、現地視察へ。急速冷凍の加工工場や水産・農作物の生産者さんを訪問し、様々なお話を伺いました。

各種調査データからSWOT, 3C分析などベースにした現状整理から、事業ベネフィットやブランドポジション、ブランドコンセプト等を策定したイメージ図
各種調査データからSWOT, 3C分析などベースにした現状整理から、事業ベネフィットやブランドポジション、ブランドコンセプト等を策定。
コンセプトを軸にユーザーシナリオ/サービスプロセスを整備し、事業インフラ・ファンクションの洗い出しを実施。
デザイン案の提案イメージ画像
ブランドコンセプトから製品や将来的なツール展開も踏まえたデザイン案を提案。
ロゴ制作イメージ画像
急速冷凍でミニマムな加工のみを施した食材を販売するという事業コンセプトから、新鮮な食材を育む土地の恵みをそのまま届けるというコンセプトでロゴを制作。ブランドネーム「fufufood(ふふふーど)」は口にしたときに思わず笑顔になるような美味しさを表現。
ブランドストーリー
レンジで簡単に作れる冷凍食品ではなく、新鮮な食材との出会い〜レシピを考え、自分や家族を考え、食卓に並べ「いただきます」をするという、食事の過程を含んだ「美味しい時間」を提供する。そんなブランドであることを表現するためのブランドストーリーを作成。
shopifyを利用したECサイトイメージ画像
展開性が高く将来的な施策も支えられるECサイト専用サービスshopifyを利用。
SNS施策のイメージ画像
SNS施策:商品や商品を用いたレシピ、季節ごとの限定情報や生産者の特集など様々な投稿を社内メンバーで運用していけるよう、各種テンプレートを作成。
パッケージのイメージ画像
コスト面を考慮し、既存の資材を活かしながら、素材そのものが主役になり素材の強さを感じるパッケージを提案。
セミナー資料のイメージ図
加工〜梱包〜配送を行うスタッフにブランドに関するセミナーを実施。ブランドの理解促進とD2Cブランドとしての品質の担保を図りました。

VOICE

始めて商品を試食した際に、日常的に口にしている冷凍食品とはまるで違う素材の強さを感じました。シンプルな素材の力と、それを育んでいる青森の空気や生産者の思い、地域や環境を大切にする企業としての意思をしっかりと伝えられる商品にできるよう苦心しました。

クリエイティブディレクター持木 俊介